第六回 常山酒造合資会社(福井県福井市)

「日本酒は日本人ならではの魂の細やかさ」
代表社長 常山 由起子 氏


飲む人と酒を通じて対話する

江戸時代 文化元年 1804年創業

福井県の中心部に位置する蔵元様。アクセスが良く、

福井県に行った際には是非お立ち寄りください。

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Interviewee:代表社長 常山 由起子 氏(以下 常山)

Interviewer:美宴 吉田 綾子(以下 美宴)

美宴: 昨日の「地酒ブランド推進連絡会」でお会いし、蔵へお招きくださりありがとうございます!

お酒造りでお忙しい早朝より失礼します。

常山さんは8代目女性社長さんとして、息子さんと一緒に蔵を守られているのですね。

酒蔵さんとして一般の方々に何を伝えていきたいですか?

常山: 日本人としての「心」を伝えていきたいですね。

伝統とは簡単にできることではなく、代々続いてきた心です。

物造りの良さを伝えていきたいです。

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美宴: 日本人としての「心」、物造りの伝統。本当に仰る通りですね。

では、その伝統ある物造りのひとつ、日本酒とはどのようなものだとお考えですか?

常山: 日本人にしか造れないものなんじゃないかと思いますよ。

精神、魂の細やかさや、繊細さは日本人ならではじゃないでしょうか。

美宴: なるほど、確かに繊細さがあってこその日本酒造りですね。

その繊細さの造りの中でも、常山さんが大切にされていることは何ですか?

常山: うそをつかないことかな。全てのことに気持ちをこめています。ラベル作成も大切ですよね。

飲む方々の笑顔を思い浮かべながら、全ての工程に取り組んでいます。

美宴: そうですね、そのような思いは消費者に伝わっていきますね。

今後は常山酒造さんとして、どのようなお酒造り、また酒蔵さんを目指していきたいですか?

常山: おもてなしの心を忘れずに、常にぶれない安定感を提供していきたいです。

美宴: ぶれない安定感。お酒造りに限らず、大切なことですよね!同感です。

私もおもてなしの心と、ぶれない安定感を目指してがんばっていきたいと思います。

突然の訪問にも関わらず、親切なご対応をありがとうございました。



杜氏 常山 晋平氏のインタビュー記事はこちら

bien - 美宴

「和」を世界へ 多種多様な価値観を受け入れ、 伝えることの大切さを感じ、 日本酒を始めとする日本文化の魅力が少しでも多くの方々へ届くよう願いを込めて、 人の和、日本の和を広めていきます。