第二回 原田酒造合資会社(愛知県知多郡東浦町)
杜氏 今泉 克康 氏
Interviewee:杜氏 今泉 (以下 今泉)
Interviewer:美宴 吉田 綾子(以下 美宴)
美宴: 今泉さん、酒造りに携わったきっかけはなんですか?
今泉: 父親が酒の小売店をやっておりまして、
生まれたときから酒に囲まれていましたし、大学のとき友人達とよく飲む機会があって、日本酒好きが集まったメンバーで、ちょうどその頃吟醸酒のブームで、なんでこんな美味いものができるんだろうって、香りも!それが興味を持つきっかけですね。美宴: 今泉さん、酒造りに携わったきっかけはなんですか?
今泉: 父親が酒の小売店をやっておりまして、
生まれたときから酒に囲まれていましたし、大学のとき友人達とよく飲む機会があって、日本酒好きが集まったメンバーで、ちょうどその頃吟醸酒のブームで、なんでこんな美味いものができるんだろうって、香りも!それが興味を持つきっかけですね。
美宴: 美味しいものがどうしてできるんだろうって思われたのがきっかけなんですね。
今泉: それで蔵に入社しまして、営業でいろいろとやったんですけど、
空いている時間に杜氏さんのところに手伝いにいきながら、教えて頂いたり。
美宴: なるほど、それは何歳ときなんですか。
今泉: 22からですね。造りに興味があったんで、杜氏のところにいって教わったりしていましたね。
美宴: そこでこの世界に入られたんですね。
蔵で大変なことはなんですか?毎日の業務の中で。
今泉: 一番大変なのは、仕事をまわすといいますか、計画から人をどこに動かすかとかそうゆうところですかねえ。
やっぱり、人がいないと動けないですから。
杜氏というとみなさん、技術一辺倒なところと思われるんですけど、どちらかというマネジメントの方が多い仕事ですね。
美宴: なるほど、それは確かに人が携わって動いて造るものなので、そうかもしれないですね。
逆に楽しいことはなんでしょうか?
今泉: ものができていくっていうのが見えるところが。やっぱり酒が好きなんで。
美宴: 物作りできていくところが楽しいんですね!造る過程でどこが一番好きですか。
今泉: ぼくは麹が好きですね。麹造りが一番好きですね。
短期で決着がついちゃうんで気を抜けないのも実際そうですし、ごまかしがきかないのもそうですね。
たかだか50時間くらいでむろになっちゃうんで。醪になると一月くらいかかるんで、それくらいあるといろんな対応ができるんで。やっぱり麹だけは短期決戦なんで。
美宴: 麹はやっぱり味の基本ですか?
今泉: でしょうね。麹が一番重要になると思います。
美宴: ありがとうございます。では、原田酒造さんの今泉杜氏さんならではの大切にしていることはなんですか。
今泉: そうですね、弊社は手作りというのを前面にだしているのもあって、そこは一番の柱にしつつ、
あとはここの水とわたしたちの作り方がどのようにマッチングできるかというところですね。
美宴: 今後の目標などあれば。
今泉: ぼくは酒は綺麗で軽い、飲みやすいものを作りたい。
そこで社長が作りたいものとどのあたりで整合性をつけるかというのが。
美宴: 原田さんは何年目ですか。
今泉: 杜氏としては、今年からです。去年の今頃に前の蔵を辞めて入りましたから。
遊んでいるところを拾っていただいといいますか。
今までは、豊橋で作ってました。こちらに来て、水も全て違うのでおっかなびっくりで。正反対なタイプな蔵だったので。
去年、麹を全部任せて頂いたんです。去年は麹をメインでやっていたんです。それだけで味も変わってきますし。麹のファクターというのはすごく大きいのかなあと。
美宴: 今後がさらに楽しみですね。貴重なお時間をありがとうございました。
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